あれはアイスバーだった。室内のゲームに飽きた僕達はよく自堕落に外で遊んだ。風のある日のバドミントンは無謀だった。あいつの投げるフリスビーはどこに飛んでいくかわからない。こんなこと言うのもなんだけど、僕は投げるの結構うまいんだ。それなのにあいつは「おまえの投げるフリスビーは真っ直ぐに飛ぶだけでつまらない」と言った。果たして好物なのかわからないスイカバーを夏だからという理由だけでよく食べた。すぐに溶けたあの夕方。きっと眺めがいいからってマンションの屋上に行ったことがあった。上ってみたら本当に良くて、また上ることを決めた。何回か上っていたときのある日、うっかり僕は見つかった。隼のごとく僕らは隠れ、なんとか危機を脱したのだ。あれ以来僕らは上っていない。
まだ帰らなかった。五時の鐘が鳴っても家に帰らなくなったのはいつからだ。暗くなる空。それで気分まで暗くなると思ったら大間違いだ空。明日が平等に来るなんて嘘だ。国語算数理科社会。器用な生き方はどれにも載ってないじゃないかこんにゃろめ。
夕飯はなんだろ。焼き魚じゃないといいな。
帰り道自転車。塩コショウで味付け。父さんのパソコン、CFD。